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設計事務所の仕事の仕方。私は”町の設計事務所”

設計事務所の仕事の仕方。私は”町の設計事務所”

自宅の真裏にある築90年の木造の1階を近所のよしみでお借りして仕事場として使わせていただいた数年前までは、スタッフがいて一緒の場所で仕事をしていた普通の設計事務所でしたが、その場所の立ち退きで自宅に仕事場を入れ込むタイミングで、スタッフの独立や転居なども重なりリモートでお仕事をしてもらえう体制を整えていたのでした。
遠方のお客様とはパソコン画面を通してお打ち合わせしたりしていました。
ということで、コロナの影響が出る前から、現在推奨されている仕事の仕方を実践していたので、実は現場に行って工事監理をする業務以外は、あまり大きく困らないのですが。。
そうは行っても、人と会ってお互いの価値観を話したり、私の良いと思う家づくりを伝えていくことはとても重要なことです。
仕事場で日本酒イベントに参加したり、ビッグサイトでマイクを握ってお話ししたり、知らない皆さんとお会いするきっかけを作りたいと、そんなこんなで今までいくつもイベントをしてきました。
本来、暮らし、日常がテーマで設計していますから、こちらの日常風景も見ていただきたいと、路面店にこだわって仕事場を構えてきました。
へー設計事務所ってこういうところなんだと見てもらいたいし、ふらりと「ここは何屋さんですか?」と声をかけてもらいたい。
病気になる前に、ちょっと気になった時に行きたくなる町のお医者さんのような、”町の設計事務所”が私の理想です。
これからしばらくはそういうわけにもきませんから、誰に言われたわけでもなく、こちらの勝手で仕事場風景をライブ発信する「どうぞ通りがかりにのぞいって見てくださいね」企画でもしてみようかと思い立ち(いやいたって真面目にです)、ボチボチと気ままに始めます。慣れてきたら予告しますね。