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暮らしにLABELをー TORIWAKANOTARE LABELについて

LABEL:日本語読みするとラベル、名前とか成分とかが書かれているあのシールのラベルです。
音楽業界では、英語発音に近いLABEL/レーベルという読み方をするのが一般的なようで、レコードレーベルなんて使い方をします。
ここで音楽通な方は、レーベルってただのレコードに貼り付けたシールという意味もあるけれど、それ以外のもっと大きな意味合いがあるよねって気づく、らしいのです。
例えばあるレコード会社の中に、ジャンルによってレーベルが分かれていて、レーベルごとにレコーディングするスタジオも違っていることもよくあって、スタジオミュージシャンも専属でそのミュージシャンとやりたいって指名が来ることもあり。そのスタジオ自体がレーベルの象徴みたいな存在で。そのスタジオで作られる音源は、まさにそこにしかない音、レーベルそのもの。
...あってます?いやいいんです、ここは私なりの妄想も含めた解釈で進めさせていただきます。

そんなこんなで、人に直接お会いすることが難しくなったころ、仕事場であるこの場所をスタジオ化しようかと話し始めました。 ここでの共通のテーマは、日常。

特別な何かではなく、日々のなんてことない日常のことを、大切に丁寧にしてものや時間を作り出していきたい。今までしてきたことに、改めて名前をつけて、レーベルとして発信していきたいと考えています。それがきっかけで、皆さんの暮らしにもレーベルが生まれたらいいな。(妄想の中では言葉自由…^ ^)

さてレーベルの名前をどうしようかと考えた時、うちの中にあるもので、日常で、大切なもの、つなげて行きたいものってなんだろね、と会議をしたところ、なかなか見つからないのでして。
やっと唯一思いついたのが、ーTORIWAKANOTARE 鳥和可のたれー若山家(戸籍上の本名は若山三枝子)の家業は焼き鳥屋(屋号は鳥和可)で、その昔は板前さんを雇って、洗い場のお母さんが住み込みしているような日本食割烹の焼き鳥屋さんでした。
今も(一応)ちゃんとした焼き鳥屋でして、祖父の代から継ぎ足し継ぎ足し火入れをして味を継いできた、焼き鳥のたれがあります。焼き鳥のたれというものは、育てないと味が変わって腐ってしまうものらしいです。ほったらかしておけば美味しくなるんじゃないんだ!と呑気に言う私に、ため息つきながら、まあ確かに、別に家宝とは言わないけれど唯一ずっとうちに受け継がれたものといえばこれだな。と言うことでレーベルの名前になりました。

そんなわけでーTORIWAKANOTAREーは、さらっと聞き流していてただきたい音だけを残した名前ですが、深ーい意味はありまして。いつか、ここからライブ座談会でも配信して話したいと思います。